徳島市民病院職員ワークショップ

2019年11月7日 徳島市民病院で職員向けワークショップを開催しました。

7月より階段の踊り場部分に学生と制作をしており、おおかた完成した段階で、職員さんにも作り方をお伝えし、今後の増設に役立てて頂こうとワークショップの開催を検討しました。

ただ、職員さんたちはシフトにより勤務時間が異なり、勤務中は業務でお忙しいため、どのような時間帯に何人ぐらいで開催するのが適当か、設定が難しい状況でした。そこで、業務の邪魔にならないスペースである程度時間を取って開催し、ご都合に合わせて出入り自由という形を考えていました。

ところが、わたしたちの制作の様子をご覧になっていた職員さんたちは、ぜひ階段でやってみたいという強い希望を持たれていることが分かりました。踊り場という、比較的作業のしやすい場所はすでに完成していたため迷ったのですが、最終的には側面の壁で良いということになり、外来終了後に10人ぐらいが参加するというお話でした。

ところが、当日は大勢の職員さんが集まっておられ、結局30名ほどの方が参加されることになりました。階段の側面にずらりと並び、こちらで用意した制作例を見ながら、花や動物などをわいわいおしゃべりしながらどんどん作られ、あっという間に壁が埋まりました。

作っていただいたそれぞれのモチーフに連続性を出すため、後日、学生が草や土などを加えて調整し、もともと作っていた踊り場の作品と合わせて見事なコラボレーションになりました。

スマートフォンに保存された過去の作例を学生が紹介。
制作例やマニュアルを見ながら積極的に作られる職員さんたち。
鼻の下に草や土をイメージしたテープを貼り、連続性を出す。
葉を増やして、いくつかのあじさいをまとめる。