フューチャーセンター桜並木制作

2021年3月15日 徳島大学フューチャーセンターA.BAにて桜並木を制作しました。

徳島大学フューチャーセンターA.BAでは、2020年2月にワークショップを開催して以来、入口正面の壁面などにマスキングテープアートを制作しています。今回は、銀杏の木を桜並木にリニューアルしました。

桜の木は2020年2月のワークショップでも制作しています。その時とは少し雰囲気を変えたい、ということで、今回は並木風にしてみようということになりました。

今回のデザイン画。全員が同じイメージを持って制作に臨めるようにします。

コロナ禍での制作では、フィルムシートを活用しています。まずフィルムシートにマスキングテープを貼り、テープによる「面」を組み合わせて大きな作品に仕上げていく方法です。このシート作りは、個々人が自宅で作成することもできるうえ、現場での制作時間を大幅に短縮することができます。また剥がすのも楽になるので、リニューアルにも向いています。

もともとこの方法は、高齢者の患者さんが多い施設や病院で、車椅子に座ったまま机の上で安全に作業していただきながら、かつ大きな作品を実現するためにはと考えたものでした。初めて制作に挑戦する方にもハードルが低い方法なので、さまざまな場面で応用可能だと思います。

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まずはフィルムシートにテープを貼ったものを用意します。今回は100枚作りました!
幹の部分は、マスキングテープを直接壁に貼って制作しました。ここでは細いテープを何種類も組み合わせていますが、太いテープで簡単に枝の形を作ったり、テープを長く使って手早く作ることもできます。
幹ができたら、フィルムシートを貼っていきます。シートに貼ったのと同じマスキングテープを使えば、いかにも貼り合わせた感じがなく、自然に見えます。
ある程度シートで埋めたら、マスキングテープを直接貼り足して形を整えていきます。
完成写真
完成写真

ちなみに、制作したフィルムシートは、このように窓に貼ったり壁に貼ったりしてもきれいなので、リニューアル後にも再活用できます!

窓に貼るとさながらステンドグラスのようで、目隠しにもなります。