「マステアートで変わるこころとからだ」

2020年2月7日/10日 地域の方を対象にしたワークショップ「マステアートで変わるこころとからだ」を徳島大学フューチャーセンターA.BAで開催しました。(本ワークショップは総合科学部地域交流支援室の支援を受けました。)

THALとHACでは、複数の現場でマスキングテープを使ったホスピタルアートを制作してきましたが、それをご覧になった方には作るのが難しそうだという印象を与えるようで、絵心がないから、手が不器用だから・・・と躊躇される方が多いと感じました。しかし少しでも体験してみると、やっぱり無理と途中でやめてしまう方はまずおられず、皆さんすぐに慣れて黙々と作業を続けられる、という光景を何度も見てきました。これにはわたしたちも驚き、実際に体験していただくことが重要だと考えていました。一番良いのは、わたしたちが現場に制作に行き、その時に一緒に体験していただくことですが、限界があります。多くの方に同時にお伝えする方法はないかと考え、本ワークショップの開催に至りました。フューチャーセンターA.BAの壁で実際に制作を行うことで、マスキングテープの扱いやすさや表現の幅、皆と一緒に制作する喜びを実感していただき、それぞれの現場に持ち帰ってケアやコミュニケーションツールとして役立てていただきたいと考えました。

当日は県内(一部県外)一円から、看護師、作業療法士、介護福祉士、学校教員、高校生、障がい者の家族、アーティストなど約40名が参加されました。当初設定していた締切前に早々に定員に達するほどの関心の高さで、参加された皆さんは本当に熱心に取り組まれ、終了後も異業種の方々のあいだで話が弾んでいました。

THALとHACのこれまでの取り組みについて紹介。
異業種の方を混ぜたグループに分かれてテープの扱い方を練習。

広い壁で協働。グループごとに制作するモチーフを分けて担当。
こちらが予想もしなかったほど多彩な渦。
お手洗いサインの制作。